お〜い、まんじゅう

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まんじゅうの病気について(発症編・完結)

 

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 先生がまんじゅうの症状についてメモに書いて詳しく教えてくれる。耳は綺麗だから、耳から細菌が入ったという可能性は低い。ということは、根本的な原因は頭の中にある。中枢性のものだということ。

 

 エンファリトゾーンだとしたら、チック(僕が待合室で動画で撮った首がクイっと曲がってしまう症状)の症状は出ないはず。

 

 となると、これかな・・・。と言って先生はボールペンでコンコンと病名をさす。

 

 「脳腫瘍」

 

 

 

 先生は続ける。

 

 「薬に反応すればいいけど、もし、効かなかった場合、予後は悪い」

 

 要するに、薬に反応しなかった場合、死ぬってことだ。

 

 かなり衝撃的だった。

 ネットの情報を読みあさって、まさかそれはないだろうと思って、真っ先に可能性から除去していた脳腫瘍。うさぎの勉強会でも脳腫瘍なんて話は一言もなかった。まさか、まんじゅうに限ってそんなはずは・・・・。

 

 お別れを想像してしまっていたのだろう。言いたくないけど、診察室でボロボロ泣いてしまった。

 

 ただ、もうこうなった以上はまんじゅうの回復力を信じるしかない。どうか薬が効きますように。

 

 入院時はできる限り毎日お見舞いにくるように言われる。幸い、次の開業日、僕はお休みだった。その次は、妻が休みだった。確かその次もどちらかが休み。お互い、今月は全く休みがあわないね、なんて話をしていてこの状況。

 

 まるでこのために休みが合わなかったんじゃないかと思うほど連日お見舞いに行けた。

 

 詳細はまた入院編で。

 

 まんじゅうの病気について(発症編・完)

 

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 いくつか補足:

 先生の診断過程はかなり端折っています。僕が間違って記載しているところもあるでしょう。そういうつもりで読んでください。

 

 あと、まんじゅうは限りなく可能性は高いかもしれませんが「脳腫瘍疑い」ということでした。

 

 脳腫瘍かどうかを確かめるにはMRIで脳を見る必要があります。MRIを撮るためには、うさぎは人間と違い、MRIの意味がわからないので動かないように全身麻酔を打たなければなりません。うさぎにとって全身麻酔は死のリスクがあるそうです。

 

 つまり、まんじゅうが脳腫瘍かどうかをはっきりさせるためには、死のリスクを背負って検査を受けなければなりません。

 

 とても、そんなことできません。わかったところで行う治療は同じなのです。

 というわけで、僕たちの行った判断は「このまま脳腫瘍と仮定して治療を進める」です。

 

 ここの判断は間違ってないと思いますし、今後も変わることはないでしょう。